親知らずを抜く予定の方、抜かないほうがいいのかな?と悩んでいる方に向け、上顎の親知らずの抜歯が必要と診断された筆者の体験談をご紹介します。
親知らずをなぜ抜くことになったのかに加え、抜歯後の気になる小顔効果の有無についても紹介するため、美容の観点から親知らず抜歯に興味がある方もご参照ください。
<こんな人におすすめ!>
「親知らずを抜いた方がいいのか、抜かない方がいいのか分からない」
「そもそも親知らずをなぜ抜く必要があるのか分からない」
「親知らずを抜くと小顔になれるかどうか知りたい」
※当記事は医師・歯科医師等の有資格者による解説ではなく、あくまで一個人の体験談です。
※当記事では一般的な商品紹介のアフィリエイト広告を掲載していますが、特定の医療機関での受診を促す『医療広告』ではありません。
親知らずは抜いた方がいい?抜歯の判断は医師に相談を
「親知らずが痛いから困った」といった経験がない方は「なぜ親知らずを抜くの?」とそもそも疑問に思うかもしれません。
実際のところ、筆者も「残すメリットの方が多いのでは?」という考えでした。
結論として、筆者は親知らず自体に問題はなかったものの歯列矯正のために親知らずを抜く必要があると診断されました。そのため、ほぼ普通に生える状態だったうえに丸3年以上放置していた上顎の親知らず2本を抜歯。
まずは抜歯に至った詳細な経緯を紹介します。
<親知らずを抜くならここに注意!>
親知らずを抜いた後の生活には不自由な事や注意を要することがたくさんあります。
スケジュール調整に不安があれば、すぐには抜かない方が良い場合もあるため、体験談を参考に慎重に検討することをおすすめします。
他の治療の過程で親知らず抜歯が必須と診断されるケースがある
痛くない・虫歯になっていない・ほぼまっすぐに生えている・抜きたい気持ちは全く無いという親知らずの場合でも、抜歯が必要と診断されることがあります。
筆者は上顎の親知らずを2本とも抜歯しましたが、下記の経緯で予想外のタイミングで抜歯手術が必要となりました。
(1)親知らずが生える前兆で歯茎が痛い→生えてきた!(抜歯の約3年前)
親知らずが生えてきた当時の年齢は20代半ば。
生える前兆として、上顎の奥歯のさらに奥、歯茎が腫れているような違和感と鈍痛が気になり始め微量の出血が続くようになりました。
前兆から数か月後、「痛む箇所の歯茎が尖ってる…?」とさらに違和感を覚え、親知らずが生えてきたことを把握。
以降約3年間、生えてきた親知らずは一部が埋まっている状態で完全に露出せず、数年かけて少しずつ伸び続けるような印象でした。
その状態で上顎の反対側も同様に親知らずが生えてきて、同じく一部が歯茎に埋まったまま少しずつ伸び続けるという状態に。
数年経っても親知らずは完全に生えきらないままでしたが、とはいえ普通の歯と同じようにほぼまっすぐ生えているように見受けられました。激痛や腫れ・虫歯などの目立ったトラブルもなかったことから、一度も病院に行かず放置が続きます。
(2)親知らずが生え始めて、放置から4年目(抜歯した年)
一部が埋まったまま伸び続ける親知らずを放置し約4年が過ぎた頃、筆者は親知らずとは別件で歯並びについて気になることがあり、近所の歯科クリニックを受診。
結論として、自身の歯並びがかなりマズイ状態であることが分かりました。
医師の診断は、「歯列矯正が審美ではなく治療レベルで必要」というもの。ワイヤーを装着する方法での歯列矯正を始めることになります。
ここで、忘れかけていた親知らずに急展開。
「とりあえず親知らずを抜くところから始めましょう!」
歯医者さんから突然の爆弾発言…。歯の矯正は矯正具を着けるだけのものと思われがちですが、筆者の場合は通常の永久歯を適切な位置にずらすためにスペースが必要とのことで、親知らずを含め合計4本の歯を抜く必要があると診断されました。
結論|親知らずに問題がなくても歯列矯正で抜歯が必要になることも
歯列矯正治療開始に向けての検査等を経て診断された内容は、下記のとおりでした。
・通常の永久歯ですら充分に生えきる余裕がなく、そのせいで出っ歯がどんどん悪化する見込みである
・噛み合わせのズレが非常に大きい
・現時点で、審美ではなく病的なレベルで歯並びが悪い
・生えかけの親知らずそのものは問題ないが、スペース不足で半端に埋もれてしまっている状態。他の永久歯を圧迫し、矯正治療の妨げになる・歯並び悪化を加速させるなどの悪影響が多い。
以上を踏まえて示された治療の方針は、抜歯と矯正でした。
1)上顎の生えかけの親知らずを左右両方とも抜歯
2)さらに通常の永久歯も2本抜歯して正常な歯並びを実現できるスペースを確保
3)矯正器具を装着
最終的に、合計4本もの上顎の歯を抜くことになったのです…。
補足|横向きで埋没した親知らずは抜歯できないため口腔外科手術
レントゲンを確認すると、筆者の場合は下顎側にも親知らずが残っていたのですが、真横を向いた状態で完全に歯茎の中に埋まっている状態。
歯科での抜歯は不可と診断され、抜きたいなら口腔外科手術を受けられるよう紹介状を書くと言われました。
しかし、筆者の下顎に埋まっている親知らずは痛みや歯並び圧迫といったトラブルが無いため、急いで抜歯する必要はないとのこと。
そのため今回は上顎側の歯列矯正を優先して進めるために、下顎の激ヤバ親知らずは一旦放置することになりました。
まとめ|痛くない親知らずをなぜ抜くことになったのか、意外な理由
筆者が親知らずを抜いた理由は「歯列矯正の過程で抜く必要があるから」というちょっと意外なものでした。
このように、「痛い」とか「美容・小顔効果に期待」とか「明らかに生えてくる向きがおかしい」などの理由で自発的に親知らず抜歯を希望する以外にも、親知らずを抜くしかないという決断を迫られることもあるようです。
【おすすめ関連記事】抜歯後の生活・歯列矯正中の生活におすすめのアイテム各5選まとめ
親知らずを抜くと頬がこける・小顔になるのは本当?
なぜ親知らずを抜くのか?の理由として、美容目的・小顔効果への期待を挙げる風潮がSNS上ではよく見られます。
実際に、小顔になれるという期待と親知らずを抜歯を結びつけて考えている人は多いようです。
しかし大前提として、親知らず抜歯は美容施術や美容整形ではなく医療行為(手術)です。
そのため、美容効果・理想通りの小顔になる効果を過度に期待して親知らずを抜くのはおすすめできません。
親知らずを抜けば小顔になれるという保証はなく、また、もし小顔効果を得られたとしても理想のフェイスラインになれるとは限らないからです。
埋まっている親知らずの根っこの形・大きさはどのくらい?
実際に筆者が抜歯した親知らずの実物画像がこちらです!

大きさには個人差はありますが、標準体型の成人女性の親知らずの一例としてご参照ください。
根っこの形は左右でかなり差がありますね…!
生えかけの時点では、歯茎から出ている一部しか見えていなかっただけで、実際の大きさは長さが1.5cmほど、幅1センチほどでした。

これだけ大きなモノが顔周りに埋まっているとなれば、抜くことで小顔効果を期待する風潮が起こるのも納得です。
実際に抜歯した筆者の体感として、親知らずを抜くと小顔になると言い切るのは難しいという印象です。
もちろん個人差があるため、抜歯で小顔になる可能性もあるのかもしれません。しかし、確実な小顔効果・美容効果を得るための手段としては、期待しすぎないほうが良いでしょう。
▼PR▼
親知らず抜歯で小顔になる可能性はあるが、明確な保証は無し
親知らずを抜くと顔が小さくなる可能性があるとされる根拠の一つが、顔の筋肉量の減少です。
抜歯によって親知らずがなくなれば、その部分で物を噛む・力が入るという動作がなくなるため周辺の筋肉が衰え、結果として顔が小さくなる可能性があるという見解があります。
一方で、親知らず抜歯による小顔効果にはなんの医療根拠もないとする主張もあり、肯定も否定も完全にはできないというのが現実です。
いずれにせよ、親知らずを抜くことで小顔効果を得られたとしても、理想のフェイスラインをデザインすることはできません。
後述しますが、筆者の場合は抜歯後に様々な要因が重なり頬がこけてやつれた印象の輪郭に変化しました。
顔を小さくしたいという理由で親知らずを抜いた結果、予想以上に頬がこけて「抜かない方がよかった」と後悔する可能性もゼロではないのです。
体験談|実際に親知らずを抜歯した後に小顔になった否か
筆者が上顎の親知らず2本を抜いた後の経過は、まず「口の中がスッキリした」という目に見えない部分での体感がメインでした。
生えかけの親知らずがほっぺの内側を噛む・口の中でもたつく感じがなくなって、口内や顔周りが軽くなったような感覚はあります。
とはいえ、抜歯によって見た目が即座に変化するということはありませんでした。
しかし、筆者の場合は下記の2つの理由で頬がこける・顔周りの骨格が変化するという経過となり、結果として顔周りの印象はかなりシャープになりました。
歯列矯正の一環として親知らずを抜いたため、顔が全体的に変化した
第1本目の親知らず抜歯から半年ほど経過した頃から、家族や友人から「顔が痩せた」「抜歯でそんなに顔変わるの?」と指摘されるようになりました。
頬がこけて一回り肉が落ち、頬骨の突起が目立って影ができていたため、自分でもはっきり分かるほど顔が小さくなったのは事実です。
しかし筆者の場合は、この時点ですでに合計4本の歯を抜き、矯正器具をつけて4ヶ月ほどが経過。
単に「親知らずを抜いて小顔になった」とは断定できず、歯列矯正治療の進行によって骨格が変化したという印象でした。
抜歯後長期間にわたり食事をとりづらくなり、シンプルに顔が痩せた
親知らずを抜いた後の歯茎は、痛みは少ないものの大きな穴状の傷を抱えた状態となります。
患部を庇いながら、なおかつ刺激の少ないものを…といった具合に食事の内容が制限され、シンプルに食べる量が減って顔痩せしたという実感ははっきりとありました。
とはいえ、これは食事を十分に摂れないというネガティブかつ一時的な要因による小顔効果であると思われます。
理想通りのフェイスラインを手に入れて小顔になったというよりも、頬がこける・やつれるという言葉の方がしっくりくるような変化でした。
親知らず抜歯→歯列矯正や食事制限が続くと輪郭が変わる可能性がある
長い目で見れば小顔になるという変化は確かにあったものの、「親知らずを抜くと小顔効果がある」とは言い切れません。
小顔効果の要因として挙げられることの多い筋肉量の減少以外にも、下記のように他の要因が重なれば、結果として顔が小さくなる可能性はあります。
しかし、美容整形のように理想の外見を手に入れる効果は期待しないほうがベターでしょう。
<親知らずを抜くと小顔になるか否か まとめ>
・抜歯のダメージによる食事量の減少が長期間続けば、体重が落ち顔痩せする可能性がある
・親知らずを抜く前のそもそもの顔が「歯列矯正・親知らず抜歯が必須」という状態であれば、治療を要する状態の改善という観点で口周辺の外見の変化を見込める
小顔になるために親知らずを抜くなら慎重に。まずは医師に相談を!
親知らずをなぜ抜くのか?その理由は人それぞれですが、美容施術感覚・小顔効果への期待だけで抜歯するなら慎重に検討する事をおすすめします。
多少なりとも苦痛や出血・リスクのある医療行為であること、理想通りのフェイスラインになれる保証がないことなどを考慮し、「無理に抜かない方がいい」という可能性も視野に入れて慎重に検討しましょう。
親知らずを抜くとで食事が不自由になって顔痩せすることや、結果として顔・輪郭が変わることが叶ったとしても、理想通りの輪郭になれるわけではありません。
げっそりと頬がこける可能性もあるため、自分がなぜ親知らずを抜きたいのか・どんな結果を期待するのかよく考えることが大切です。
小顔化を含め、親知らずを抜くことによる顔面の変化は、100%のメリットではなく不確定要素のあるリスクとして考慮すべきです。
単に美容目的・小顔効果を期待して親知らずを抜きたいと考えている人は、あくまでリスクのある医療行為として医師と慎重に相談しましょう。
【おすすめ関連記事】歯列矯正で医療費が高額になっても医療費控除があるので安心!



